

11.3.11 7:39
そのとき飼い主は汐留オフィスのデスクにいた。
徐々に大きくなる体験したことのない揺れにビビり、
このままビルが倒壊するんじゃ!とゆー恐怖を感じた。
すぐにビル管理会社からのアナウンスが流れる。
『このビルは制震設計ですので、ビル内は安心ですっ』
がしかし、その声が息急き切っていて余計不安になった。
自宅マンションが、飼い犬が、心配になり、
事務所として使っているお向かいさんに電話するがでない。
仕事場が阿佐ヶ谷近辺のお隣さんにかけてみると、
いま高円寺から歩いてマンションに戻るところだという。
状況がわかったら連絡くれると言ってもらい電話を切るが、
以後ケータイはまったくつながらなくなった。
ひとまず、揺れが落ち着くと、若手同僚と10階から階段で降り、
やっとこタクシーを捕まえ、門前仲町のスタジオへ向かった。
スタジオも地震の話題でもちきりだ。当たりまえか。
自宅がすぐ近くの同僚がウチの様子を見に帰ったら、
TVは倒れ、食器棚の硝子戸だかが割れていたと訊いて、
ますます、自宅マンションが、飼い犬が、心配になった。
犬部屋の家具が倒れ、その下敷きになっていやしないか…。
深夜にまで及んだ撮影がとりあえず終了すると、
復旧していた大江戸線→丸ノ内線で南阿佐ヶ谷駅を目指す。
門前仲町ではそれほでもなかった混み具合は、
各駅に止まるごとに鮨詰めレベルを高めていき、
『も~乗らないでぇ~!』
『小さい子がいるのっ!押さないでぇ~!』
『イタイッ!イタイッ!イタ~イッ!』
と、車内には切迫した空気が流れた。
命からがら南阿佐ヶ谷駅に辿り着くと、一目散でマンションへ。
さすがに、24時間営業の「西友」も臨時休業していた。
開けっ放し状態のマンション自動ドアに地震の大きさを再認識し、
動いていたエレベーターに乗って9階へ。

11.3.12 1:16

11.3.12 1:16
おーっ!よかったー!!無事だったかー!!!
コワションしてると思ったが、してないじゃん!
飼い犬のあどけない顔を見て、ひと安心!やれやれ。
が、部屋の中はけっこうスゴイことに…。
キッチンはまだよかったが、

11.3.12 1:16
リビングはこんなことに。
が、絶対倒れていると思ったTVはふんばっていた。

11.3.12 1:17

11.3.12 1:20
寝室もエクソシスト状態に。

11.3.12 1:20
床に落ちていた時計は地震の起きた時間で止まっていた。
ま、倒れた家具がなく、割れたものもなかったからマシか。

11.3.12 1:53
そして、先ほど、マンションお隣さんから電話があった。
電話がつながらなかったこと、帰宅できてよかったこと、
お互いの飼い犬が無事でなによりだったことなど話すと、
『鍋焼きうどん食べる?』
と、アツアツのできたてを持ってきてくれた。

11.3.12 10:51
あー!うまかったー!あったまったー!ごちそーさまー!
メールで我が飼い犬の心配をしてくれた方々、
ありがとーございました!!
飼い犬は、さぞや怖かったことだろー…。
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いつも本当にありがとーございます!!!!



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