生まれてはじめて入館した「新宿シネマカリテ」で
レオ・カラックス監督の「ホーリー・モーターズ」を観た。
「ポンヌフの恋人」以来、実に13年ぶりの新作長編だと。
短編は08年に「メルド」ってのがあったけどね。
今作にもでてくるこの“メルド”とゆー仏語は“糞”のこと。

いやー、なんとも不可思議な世界に誘ってくれたよ。
カラックス作品でおなじみのドニ・ラヴァンが9人の人物に変身し、
つぎつぎ奇想天外な夢か現か幻か的なアポをこなしてゆく。
素晴らしく不気味な怪人のときは「ゴジラ」のテーマが流れるし、
決して笑う場面ではないのに思わず笑声がもれたりもする。
“オスカー”とゆー名のこの男、映画のメタファーなんだろーね。
それにしても、銀行家を襲った彼にSPらはなぜ

『股間を狙えっ！』

と叫んだのだろーか(笑)。

そして、冒頭と最後のほーに登場する犬たちへの接しかたで、
ドニ・ラヴァンが犬好きと確信したのは飼い主だけだろーか。


13.4.25 7:30

飼い犬は、毎朝規則正しくメルドを絞りだす…。


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